「おしゃれは足元から」という言葉があるように、いくら服でおしゃれをしても、靴が合っていないと、どうしてもかっこよくなりません。
もちろん自分が好きな服や靴を身に着けるのが一番ですが、色のバランスはしっかり考えていくべきでしょう。
今回は、50種類以上のスニーカーを実費で購入し使ってきた経験、そして色彩学の知識から、スニーカーの色の選び方について紹介していきます。
具体的なおすすめのスニーカーも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
・白メインのスニーカーがオールシーズンそしてどんな服装にも使いやすいからメイン利用におすすめ
・トップスと同じ色のスニーカーを選ぶとまとまりやすい
・色のコツを覚えてアクセントとして使えるスニーカーがあるとよりおしゃれに
Contents
ファッションにおける色の基本知識
スニーカーの色の選び方を紹介していくにあたって、まずはファッション全体としての色の知識を紹介していきます。
色彩学から、以下の2点だけ守っておくことで、少なくともダサくはならないので、ぜひ参考にしてみてください。
・基本は3色に抑える
・色の強弱を意識する
基本は3色に抑える
ファッション全体として、3色以内に抑えることでおしゃれに見えると言われています。
極端におしゃれな人は少し違うかもしれませんが、基本的に幅広くおしゃれと思われる好印象なコーディネートをしている方は、3色以内に抑えていることが多いです。
よほど自信がある方でない限り、3色以内に抑えることをおすすめします。
コーディネートを組んでみてなんか微妙だなとなったときは、色を減らすところから考えていきましょう。
またその3色も、「白、黒+1色」といった合わせ方が一番まとまって、シンプルなおしゃれができるでしょう。
色の強弱を意識する
細かいところまでこだわるとまた変わってきますが、基本的にはトップスとパンツで色の強弱をつけた方がまとまりやすいです。
上下黒系や上下白系などとするより、黒パンツに白シャツや濃いのネイビーデニムにライトグレーのパーカーなど上が薄い色なら下は濃い色、上が濃い色なら下は薄い色にしていくとまとまりやすいでしょう。
スニーカーの色の選び方
ここからは、よりファッションをおしゃれに仕上げ、好印象を得られるスニーカーの色の選び方を紹介していきます。
ポイントは以下の4つで、それぞれ具体的に紹介していくので、スニーカーの色で迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。
1.幅広く使いたいのであれば、白メインがおすすめ
2.トップスの色と合わせる
3.服装と合う色を選ぶ
4.季節に合わせて選ぶ
1.幅広く使いたいのであれば、白メインがおすすめ
一番色んな服装に使いやすいのは、白メインのスニーカーです。
黒も使いやすいですが、男性のファッションは暗くなりがちで、服装も黒やネイビー中心、靴まで黒となると、印象も暗い人となってしまうこともあります。
白だと汚れが目立ってしまうというデメリットがありますが、防水スプレーをすることで、防ぐことができるでしょう。
さらには意外と靴を見ている人は多いので、逆に汚れが目立つからこそ普段から気をつけようとなり、印象を上げることもできます。
メインで使うスニーカーを探している、どんな服装でも合うスニーカーが良いという方は、白メインのスニーカーがおすすめです。
2.トップスの色と合わせる
色々考えるのが面倒という方は、トップスの色と合わせたスニーカーを選ぶことをおすすめします。
基本的にトップスと同じ色であれば、靴でダサくなることはありませんし、むしろまとまりやすくなるでしょう。
離れた部分に同じ色を使うことで、服装にまとまりが出るので、パンツよりトップスの色と合ったスニーカーがおすすめです。
3.服装と合う色を選ぶ
少し難易度が上がりますが、色には相性というものがあります。
ここでは色の相性までは紹介しませんが、もし色が付いたスニーカーが欲しい場合は、色の相性を調べ、ご自身の服装と合いそうかをチェックしてみてください。
色が合わないと、いくらそれ以外を頑張ってもどこかあか抜けない印象になってしまうので、色付きのスニーカーを検討している際は、しっかり確認していきましょう。
4.季節に合わせて選ぶ
ここはかなりファッションにこだわっていきたい方向けですが、季節によって服装が変わるかと思うので、それに合わせてスニーカーを選んでいくのもおすすめです。
春 | 白やベージュ、グレーなど淡いさわやかな色 |
夏 | 赤や黄色など明るい色 |
秋 | 茶色や緑、黒など落ち着いた色 |
冬 | 黒や茶色、ネイビーなど濃い色 |
もちろんスニーカーをそこまで持つ予定がない方は、使いやすい白や黒がおすすめですが、こだわっていきたい方は、季節に合わせて選んでいくのも良いでしょう。
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ここからは、スニーカーの色別に特徴や服装との合わせ方などを紹介していきます。
何色のスニーカーを買おうか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。
白スニーカー
白スニーカーの魅力や印象は以下の通りです。
- さわやかな印象
- 一番どんな服にも合わせやすい
- ものによってはちょっと汚れやすい
白スニーカーは、色んな服装に合わせやすく、さわやかな印象があるので、非常におすすめです。
メインで使うスニーカーとして1足持っておくといいでしょう。
ものによっては汚れやすいものもありますが、防水スプレーを使っていくことで、防ぐことはできます。
黒スニーカー
黒スニーカーの魅力や印象は以下の通りです。
- 男らしいかっこよさがある
- 種類がかなり豊富
- 服装が無難になりがち
黒は、男らしさがある色と言われているので、かっこいいおしゃれができるようになります。
さらには、どのブランドも黒のスニーカーを出していて、色んな種類があるのも魅力でしょう。
ただ男性のファッションに合わせるには、少し工夫しないと無難になってしまいがちなので、注意が必要です。
紺スニーカー
紺スニーカーの魅力や特徴は以下の通りです。
- 黒とは一味違った魅力がある
- 知的で落ち着いているイメージがある
- 使いこむと薄くなってしまうものも
紺は濃い色なので黒っぽいですが、黒とは一味違った人とは少し違うコーディネートを作っていくことができます。
また紺は、知的で落ち着いているという印象がある色なので、落ち着いた好印象なコーディネートを作っていけるでしょう。
ただ、ものによっては使いこんでいくと色が薄くなってしまい、本来の魅力を少し失ってしまう場合もあるので、注意が必要です。
青スニーカー
青スニーカーの魅力や特徴は以下の通りです。
- さわやかな印象がある
- カジュアルファッションと相性が良い
- 実は合わせるのが少し難しい
青はとにかくさわやかな印象があり、青×白のコーディネートは、モテカラーとまで言われています。
主にカジュアルファッションとの相性が良いものが多く、休日用として活躍してくれるでしょう。
合わせるのもそこまで難しいわけではありませんが、白や黒のスニーカーと比べると少し難しく、注意が必要です。
服装にもよりますがメイン利用は避けることをおすすめします。
赤スニーカー
赤スニーカーの魅力や特徴は以下の通りです。
- アクセントになる
- 意外と色んな服装に合わせやすい
- 外すと大惨事に
赤スニーカーの魅力は、何と言ってもアクセントになることでしょう。
細いものでも存在感があり、無難な服装を華やかにしてくれます。
また、黒や白、ベージュとも相性が良いので意外と色んな服装に合わせやすいのも嬉しいポイントです。
ただ、外すとかなりダサくなってしまうので、白黒などのシンプルな服装に使うことをおすすめします。
緑スニーカー
緑スニーカーの魅力や特徴は以下の通りです。
- 落ち着いたリラックスコーデが作れる
- 数が少なくかぶりにくい
- 少し野暮ったい印象になってしまうことも
緑は、自然をイメージしたナチュラルなリラックス感がある色です。
スニーカーとしてはかなり珍しいので、被ることが少なく、大人数の予定でも使いやすいのも魅力でしょう。
ただ靴に個性が強い分、うまく使わないと、ダサくなってしまうので、ちょっとセンスは必要なスニーカーです。
黄スニーカー
黄スニーカーの魅力や特徴は以下の通りです。
- さわやかなアクセントになってくれる
- 服装全体が少し明るい印象になる
- 合わせ方によっては子供っぽくなってしまう
黄スニーカーもアクセントになってくれますが、さわやかで元気なアクセントとして使うことができます。
そのため服装全体も少し明るい印象になり、親しみやすい雰囲気を作ってくれるでしょう。
ただ子供っぽくなってしまうこともあるので、よほど自信がない限り子供っぽいとされる短パンや可愛いTシャツなどと合わせるのはおすすめできません。
ファッションやスニーカー選びに役立つ色の知識や効果
ここからは、色の応用編として、色の知識や効果の中でもファッションやスニーカー選びに役立つ知識を紹介していきます。
ここまでこだわらなくてもおしゃれになれますが、覚えておくとより理想のファッションができるので、ぜひ見てみてください。
黒は引き締まって、白は大きく見える
膨張色と収縮色と言われ、黒など明度が低い色は引き締まって見え、白などの明度が高い色は大きく見えます。
そのため、スニーカー選びの際は、存在感を出していきたい場合は白や明るい色、すっきり合わせたい場合は黒や暗い色を選んでいくと良いでしょう。
赤やオレンジ、黄色は飛び出して見えて、青や青緑は後ろに下がって見える
進出色と後退色と言われ、暖色系の赤やオレンジなどは飛び出して見え、寒色系の青や青緑は後ろに下がって見えます。
そのため、同じ明るさの色でも、赤やオレンジ、黄色の方が存在感があり、主張が激しいです。
上で紹介したことと合わせると、例えば明るい赤は、色の中でも特に大きくそして飛び出して見えるので主張が強く、深いネイビーは小さめにすっきり見えます。
色を使う場合でも、主張していきたい場合は、赤やオレンジ黄色を、すっきり合わせたい場合は青系が良いでしょう。
黒やネイビーは重く見え、黄や黄緑は軽く見える
暗い色は重く重厚感があるように見え、明るい色は軽く軽やかに見えます。
ファッションやスニーカー選びに関しても、落ち着いていて強く見せたい場合には、黒やネイビーを、親しみやすく軽やかな印象にしたい場合は黄色や黄緑を選んでいくと良いでしょう。
スニーカーの色選びの失敗談
ここからは、スニーカーの色選びについての失敗談を紹介していきます。
独自にスニーカー好きの方に調査した結果、よくあった失敗談を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
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ただ好きな色を選んだせいで服装に合わず使わなかった
いくらスニーカー自体が良く見えても、服装に合わないと使わなくなってしまいます。
黒や白などのシンプルな色のスニーカーであれば基本的にはないですが、赤や緑、黄色などの明るめの色はもちろん、ベージュなんかも服装によっては意外と合わないという方もいらっしゃいました。
スニーカーに合わせて服を選んでいくのも楽しい部分ではありますが、基本的には服装に合うかという観点を持ってスニーカーを選んでいきましょう。
使ってみたら思ったより色が派手だった
お店での照明の当たり方やネットで写真の撮り方などで色の雰囲気が思っていたのと違う場合があります。
お店で買う場合も、ネットで買う場合も、ひとまずSNSやWEB検索で同じモデルの画像をいくつか確認していきましょう。
外で履いている画像、店舗やオフィスなど室内で履いている画像をいくつか見ることで、かなり色のイメージはつきます。
人気の色を選んだものの気に入らなかった
ナイキやニューバランスなどの人気ブランドでは、色が違うだけでプレミアになったりする場合もあります。
多くの方から支持を得ていて人気の色は使いやすい場合も多いですが、自分に合うかはまた変わってきます。
人気の色も魅力的ではありますが、ここでも自身の服装と合っているかをしっかり確認して選んでいきましょう。
まとめ【靴の色に迷ったらこの選び方がおすすめ】
今回は、色彩学の知識をもとにスニーカーの色の選び方を紹介しました。
簡単にまとめると、スニーカーは以下のように集めていくと、非常に使いやすいです。
- 1足目(メイン利用)
→白メインのスニーカー - 2足目(サブ利用)
→よく着るトップスの色に合わせたスニーカー - 3足目(たまに使う)
→アクセントになる赤や黄色のスニーカー
靴は、自分が思っているより相手に大きな影響を与えるので、ぜひ色々チェックしてみてください。