ワークブーツのパイオニアとして、100年以上ほとんど形を変えずに愛され続けている『レッドウィング』。
おしゃれとして持っている方から、靴好きのコレクターまで本当に幅広い方に愛され、世界中で定番のワークブーツとなっています。
筆者も実際レッドウィングを2足愛用し、さらにはSNSなどで多くのレッドウィングを見てきた経験から、おすすめのモデルを紹介していきます。
実際10年以上利用している経験や、利用者にインタビューもして、本当におすすめできるモデルを紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
Contents
レッドウィングの魅力
ここからは、レッドウィングの魅力について紹介していきます。
レッドウィングの魅力まとめ
- 高い耐久性
- 経年変化を楽しめる
- 100年以上もの間ほぼ形を変えず愛され続けている
- 人気ブランドで大量生産できるので、コストパフォーマンスが高い
- コレクターがいるレベルでファンが多い
一つひとつ詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
高い耐久性
レッドウィングの魅力は、なんといっても耐久性の高さでしょう。
私自身5年以上履いているレッドウィングのブーツがありますが、ぼろさを感じるどころか、味がでて非常にかっこよく仕上がっています。
左:約5年履いたポストマン
右:約6年履いたベックマン
また多少の傷もかっこいいので、そこまで神経質に手入れをしなくてもよく、気にせず使うことができるでしょう。
経年変化を楽しめる
レッドウィングの魅力としては、経年変化を楽しめるという点があります。
手入れの頻度ややり方、保存環境によって、履きこんでいった姿が大きく変わる点から、”育てる”と表現する方もいらっしゃいます。
またレザーの種類によっても経年変化の雰囲気が変わってくるので、一度ハマると色々集めたくなるのも魅力です。
さらには、見た目はもちろん、中のコルクが沈み自分の足の形にフィットしていってくれるので、履き心地も良くなり、まさに自分のものとなります。
100年以上もの間ほぼ形を変えず愛され続けている
1905年に創業されたレッドウィングですが、メインのモデルは、今まで100年以上もの間、ほぼ形を変えずに愛され続けています。
耐久性の面でも、流行り廃りの面でも長く使うことができるでしょう。
人気ブランドで大量生産できるので、コストパフォーマンスが高い
レッドウィングは、靴として安くはありませんが、コストパフォーマンスの高さは随一です。
世界中で人気があり、ワークブーツでもトップクラスのシェアを誇るので、大量に生産することができ、コストパフォーマンスが高くなっています。
この価格でこれだけ丈夫で、10年20年と使えるブーツは他にないでしょう。
コレクターがいるレベルでファンが多い
レッドウィングだけで雑誌が作られるほどの人気の高さです。
また、SNSでは、レッドウィング創業日である2/10、ポストマンの日と言われる4/20に靴の画像を載せて盛り上がるなど、本当に愛されています。
履いて楽しむのはもちろん、味が出たブーツをコレクションして楽しむ魅力もあるでしょう。
レッドウィングを選ぶポイント
ここからは、レッドウィングを選ぶポイントを紹介していきます。
・スニーカー感覚で選ばない
・革質で選ぶ
・カジュアル寄りかきれいめ寄りか
スニーカーを選ぶときとはまた違った視点が必要なので、しっかり確認していきましょう。
スニーカー感覚で選ばない
すでにブーツや革靴を買ったことがある方なら大丈夫だと思いますが、レッドウィングはスニーカーと同じ感覚で購入すると確実に後悔します。
サイズに関する考え方がスニーカーとはかなり違うので、以下の2つのポイントは必ずチェックしてから購入してください。
・スニーカーから「1~1.5cm小さいもの」を選ぶ
・革が伸びるので、少しきつめくらいのサイズを選ぶ
ちょっと大きいくらいであれば、靴下やインソールで何とかできますが、あまりにも違うサイズを買ってしまうと履かなくなってしまうので、気を付けていきましょう。
革質で選ぶ
革の質もモデルによって変わってきます。
- 定番のオロラセットポーテージ
- 光沢がある最高品質のフェザーストーン
- 茶芯と言われ傷までかっこいいクロンダイク
上記のように幅広い革があるので、どの革が使われているのかをチェックしてくと、よりレッドウィングのブーツを楽しむことができるでしょう。
カジュアル寄りかきれいめ寄りか
最近のレッドウィングでは、きれいめ寄りのモデルも多く出ていて、スーツに使えるようなものもあります。
カジュアルであれば、以下のような選び方で、きれいめ寄りの場合この逆を選んでいくと、合わせやすいです。
- ソールが厚め
- ボリューム感がある
ぜひ参考にしてみてください。
レッドウィングのおすすめ人気ランキング10選!人気モデルを徹底比較!
いよいよここから、レッドウィングのおすすめモデルランキングを紹介していきます。
店舗での売り上げも高く、さらに作りもしっかりしていて、ファッション面でも幅広く使えるモデルを紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。
10位 ジラードブーツ
クラシカルですっきりとしたデザインから大人の装いができるブーツ!
レッドウィングの中でも特に細い作りになっていて、ドレスシューズとしても使える『ジラードブーツ』。
2015年秋に発売され、まだそこまで愛用者はいませんが、その質の高さから徐々に人気が出てきているモデルです。
またレッドウィングの中でも最高級と言われているフェザーストーンレザーを使っていて、品質も間違いないでしょう。
すっきりとしたデザインに、高級感のある光沢が特徴なので、きれいめファッションと合わせるのにおすすめです。
9位 ワーク オックスフォード
暑い時期でも蒸れずにレッドウィングを楽しめるモデル!
『ワーク オックスフォード』は、レッドウィングの顔ともいえる『アイリッシュセッター モックトゥ』を短くしたデザインになっていて、夏など厚い時期にも使うことができます。
また、短くなったことで季節問わず使えるだけでなく、靴下と合わせるという楽しみ方もでき、ファッションの幅が広がるでしょう。
さらには、トラクショントレッドソールと言われるクッション性が高く、音がならないソールを使っていて、履き心地も抜群です。
レッドウィングの雰囲気はそのまま、一年を通して使うことができるので、本格革靴1足目としても良いでしょう。
8位 ペコス
カウボーイ用のブーツとして誕生したペコスは、ナチュラルなおしゃれができる!
カウボーイ用のブーツとして誕生した『ペコス』は、圧倒的な質の高さを備えつつも、少し可愛らしさがあり、ナチュラルにおしゃれをすることができます。
カジュアル、アメカジとの相性が最高に良く、決めすぎないかっこよさを演出できるでしょう。
価格もかなりお求めやすく、レッドウィングデビューとして選ばれる方も多いモデルとなっています。
脱ぎ履きもかなりしやすく、履き心地もかなり良いので、普段のカジュアル用のブーツとして1足持っておいて損はないです。
7位 キャバリー チャッカ
どこかワークブーツの雰囲気も感じられるクラシックな革靴!
『キャバリー チャッカ』は、レッドウィングのドレスラインとして、高い人気を誇るシリーズです。
薄いゴム底を採用することにより、すっきりしたデザインながらも雨にも強く、ドレスシューズとワークブーツのいいとこどりをしています。
カジュアルはもちろん、スーツに合わせてもかっこいいので、オンオフ兼用の革靴を探している方にぴったりでしょう。
大人でダンディなファッションをしていきたい方は、ぜひチェックしてみてください。
6位 MIL-1 コングレスブーツ
クールでおしゃれなサイドゴアタイプ!脱ぎ履きしやすく使い勝手抜群!
モデル名となっているコングレスには、英語で”議会”という意味があり、議員が履くような上品な靴として知られる『MIL-1 コングレスブーツ』。
品質の高さと、すっきりとした見た目から、大人のおしゃれを演出できるでしょう。
また他のブーツや革靴と違って、紐を緩めたりする必要がないので、面倒くさがりな方でも使いやすいでしょう。
本格的な革を使っていながらも、ファッション面でもかなり使いやすく、靴好きとファッション好きを繋げるようなモデルとなっています。
ブーツや革靴が欲しいけど、あまりごつすぎるのは嫌という方は、ぜひこの『MIL-1 コングレスブーツ』を検討してみてください。
5位 エンジニアブーツ
技術者のためのタフで男臭い屈強なブーツ
エンジニアブーツは、その名の通り、鉄道業界の技術者のために作られたことがルーツとなっています。
スチールトゥを備えた頑強な作りから、タフに活躍してくれること間違いないでしょう。
ザ・男のブーツといったイメージで、ミリタリーやアメカジなどとの相性が最高です。
長めのブーツで防寒もしっかりできるので、ぜひ1足検討してみてください。
4位 ポストマン
きれいめからカジュアルまで合わせやすく、スニーカーのような履き心地の万能革靴!
毎日何キロも歩く郵便局員の足元を支え続けてきた『ポストマン』。
はじめこそ少し硬いですが、履きなれてしまえばスニーカーのような履き心地で、圧倒的に使いやすいのがおすすめポイントです。
購入時は、マットなブラックですが、使っているうちに光沢が出て、上品な顔立ちになります。
また、底材がビジネスシューズのようにかかとと前半に分かれていないので、カジュアルにも使いやすいのが特徴です。
きれいめからカジュアルまで使いやすく、さらには女性受けもいいので、間違いない革靴でしょう。
3位 アイアンレンジャー
男臭い見た目と高い耐久性で、鉱山労働者に愛されたモデル!
つま先部分にさらに革が当てられ、おしゃれながら高い耐久性を持つアイアンレンジャー。
鉱山で働く人の安全を守り続けてきたアイアンレンジャーは、屈強で男臭い印象があり、非常におすすめです。
特に使い込んで傷がついてくると非常にかっこよく、傷すら愛せるモデルとなっています。
意外とシャツスタイルなど、ちょっときれいめ寄りにも使いやすいので、ぜひチェックしてみてください。
2位 アイリッシュセッター モックトゥ 8875
レッドウィングといったらこれ!ブランドの顔ともいえる永遠の定番モデル!
幅広いショップで取り扱いがあり、ブランドの顔として知られる『アイリッシュセッター モックトゥ 8875』。
このモデルは、特に8875と言われる赤茶のモデルが元祖となっていて人気なので、おすすめです。
味が出るとこの赤茶がかなり深くなっていき、良い存在感を出してくれ、その変化を楽しむことができるのも大きな魅力でしょう。
また元々狩猟用に作られたものなので、歩く際に音が鳴らず、スムーズに歩くことができます。
履き心地もとてもいいので、ブーツデビューにも非常におすすめなモデルです。
1位 ベックマン
史上最高レベルの完成度!きれいめからワークスタイルまでばっちり合わせることができる万能モデル!
創設者の名前が付けられ、レッドウィングでも最高レベルの革が使われている『ベックマン』。
実際に筆者も6年ほど使いましたが、本当に頑丈でさらにファッション面でも使いやすく、おすすめできるブーツです。
ファンも非常に多くいて、実用性、見た目、人気すべてを兼ね備えた間違いない1足でしょう。
パッと買える額ではないかもしれませんが、本当におすすめできるので、迷っていたらぜひ一歩踏み切ってみてください。
おすすめのレッドウィング比較表
ここまで様々なレッドウィングのモデルを紹介してきましたが、ここで振り返って比較してみましょう。
ぜひぴったりのレッドウィングを見つけてくださいね。
おすすめモデル | 特徴 |
10位 ジラードブーツ | かなり細く、光沢のある革を使っているドレスライン! |
9位 ワーク オックスフォード | 定番モデルの短靴バージョンで、履き心地も良く年中使える! |
8位 ペコス | アメカジとの相性抜群で、決めすぎないおしゃれができるブーツ |
7位 キャバリー チャッカ | スーツ利用もできる大人のモデル! |
6位 MIL-1 コングレスブーツ | すっきりとしたデザインに最高レベルの革を使い、上品な印象の一足 |
5位 エンジニアブーツ | 技術者のために作られた、男臭くかっこいいモデル! |
4位 ポストマン | 郵便局員のために作られた、歩きやすく使いやすい革靴! |
3位 アイアンレンジャー | 鉱山の労働者に愛された、安全性と耐久性が高いモデル! |
2位 アイリッシュセッター モックトゥ 8875 | レッドウィングの顔とも言えるモデルでアメカジシーンの立役者 |
1位 ベックマン | レッドウィング創設者の名前が付けられた正真正銘の看板モデル!どんな服装にも使いやすい! |
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目的別!こんな服装におすすめのレッドウィング
ここまで様々なレッドウィングを紹介してきましたが、ここで目的に合わせたおすすめのレッドウィングを紹介していきます。
以下の3種類の目的で特におすすめできるモデルを紹介していくので、気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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特に幅広いファッションに合わせやすいレッドウィングが欲しい
特に服装に合わせやすいモデルは1位にも輝いた『ベックマン』です。
程よくすっきりしたデザイン、上品な光沢のある革から、かなり緩い服装でも使うことができますし、逆に高級ブランドと合わせても劣らないデザインとなっています。
本当に考えず使うことができるので、1足持っておくと服装の幅が圧倒的に広がるでしょう。
本当におすすめできる1足なので、ぜひチェックしてみてください。
きれいめファッションに使いやすいレッドウィングが欲しい
きれいめファッションに合わせるのには、10位の『ジラードブーツ』がおすすめです。
かなりすっきりした見た目から、きれいめスタイルをより上品に仕上げてくれるでしょう。
またジラードブーツは、比較的新しく、まだそこまで着用者が見られないことから10位としていますが、作りは1位のベックマンと同レベルで、かなりしっかりしています。
きれいめスタイルに合わせるレッドウィングを探している方には、特におすすめできるモデルです。
アメカジスタイルでばっちり足元を飾ってほしい
アメカジスタイルには、2位で紹介した『アイリッシュセッター モックトゥ 8875』で間違いないでしょう。
このシリーズに関しては、本当にこの色がおすすめで、アメカジシーンに欠かせません。
レッドウィングらしさを楽しむことができながらも、アメカジファッションを楽しむこともでき、持っているだけでもうれしくなるブーツです。
アメカジとの相性は最高ですが、カジュアル全体でかなり使いやすいので、非常におすすめです。
惜しくもランキングからは外れたものの人によってはおすすめのモデル
ここからは、惜しくもランキングからは外れたものの、コアな人気があり、合わせ方によっては非常にかっこよくなるおすすめのモデルを紹介していきます。
ランキングはあくまで万人に向けたものなので、自分が気に入ったものが欲しいという方は、こちらもチェックしてみてください。
ラインマン
電線工の仕事を支えたホールド感がしっかりあるブーツ
電線工の仕事を支えた『ラインマン』は、足をしっかりホールドしてくれるのが特徴です。
当時かなり危険だった電線工の仕事をしっかり支えるために、つま先近くまで靴紐が来ていて、かなりしっかりホールドしてくれ、高い機動力を誇ります。
デザイン面でも、スポーティな印象があり、カジュアルでもストリートファッション寄りの方におすすめです。
コアな方に人気で、好き嫌いは分かれますが、しっかり合わせるとかなりかっこいいので、気になったらぜひチェックしてみてください。
フォアマン
頑丈さとクールさを併せ持った万能シューズ!
フォアマンは、20世紀初頭の工場労働者を支えたシューズで、特に権威がある現場監督や工場長から高い支持を得ていた革靴です。
ワークブーツ並みの頑丈さがありながらも、脱ぎ履きしやすいなど使いやすく、幅広い方から愛されるまでになりました。
コルクソールを利用することにより、固くなりすぎないデザインなので、カジュアルに使いやすい革靴として非常におすすめです。
ブーツは脱ぎ履きがしづらそうだけど、革靴は気になるという方にぴったりでしょう。
アイアンレンジ マンソン
歩兵用として開発され、長時間の歩行に適したブーツ!
『アイアンレンジ マンソン』は、1900年代前半に歩兵用のブーツとして開発され、長時間歩いても疲れないのが特徴です。
また通常のアイアンレンジより少しだけボリューム感があり、可愛らしさがプラスされています。
基本的には、通常のアイアンレンジの方が人気で使いやすいですが、こだわりたい方、特に長く歩くことが多い方は、『アイアンレンジ マンソン』がおすすめです。
レッドウィングをより楽しむポイント
ここからは、レッドウィングをアレンジして、より自分らしく楽しむ方法を紹介していきます。
簡単にできることから、カスタムショップに出してガラッと見た目を変えることまで、幅広く紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
靴ひもにこだわって他と差をつける
レッドウィングは、そのままでも十分魅力的ですが、靴ひもを変えることで、ちょっと変わった表情になり、見ていて楽しいです。
実際筆者も4位で紹介したポストマンを、紐を変えてちょっと変わった表情で使っていたりもします。
靴ひもは、安いものだと300円くらいからあるので、気軽にできる楽しみ方と言えるでしょう。
ソールを交換してオリジナル感を出す
レッドウィングは、ソールという底材を変えることができる構造になっています。
基本的にはすり減ってきたら変えるというのが王道ですが、ソールを純正ではないものにカスタムすることで、よりオリジナル感を出すことができるので、おすすめです。
カスタムショップに持っていくと、色々相談に乗ってくれるので、ぜひ試してみてください。
純正クリーム以外も使ってみる
レッドウィングの基本のお手入れは、純正のクリームで問題ありません。
ただ、クリームによっても表情は変わってくるので、オリジナル感を出していきたい方は、純正以外のクリームを使うのもおすすめです。
特にどのモデルにもおすすめできるクリームは、『サフィール ビーズワックスファインクリーム』というクリームで、ほどよい光沢を与えてくれ高級感が出ます。
透明のものであれば、どの靴にも使えるので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、おすすめのレッドウィングのモデルを紹介しました。
レッドウィングは、非常に作りが良く、長年使い続けることができ、さらにかっこいいので、非常におすすめです。
ぜひ1足相棒と言えるような靴を手に入れてくださいね。